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2025年2月
2025年02月27日(木)
県内企業見学(電気科2年)
電気科の2年生が,県内企業の見学に行きました。
今年度,見学させていただいたのは,串良町下小原にある(株)九電ハイテックの大隅発電所と,串良町細山田にある(株)九州電力送配電の配電工事訓練場です。
出発を前に,まずは大隅変電所の概要について,学校で講話を受けました。
講師お二人のうちの一人は,3年前に本校電気科を卒業し,(株)九電ハイテックに就職された上園先輩です。
自分たちと比較的年齢の近い先輩が,いきいきと仕事内容についてお話しする姿に,生徒たちも数年後の自分の活躍を想像しているようでした。大隅発電所は,川内原発等からやってきた高圧の電気を,大隅半島の一円の需要に合わせて一手に変電している施設で,ここから鹿屋市をはじめ,垂水市や宮崎県の串間市まで,電力を供給しています。
普段はまず立入ることのできない施設であることに加え,案内の方から「施設内では絶対に手を上にあげないように。感電の恐れがあります。」という注意を受け,生徒たちの緊張感もMAXに。
施設を回りながら,具体的な業務内容など,様々なお話を伺うことができました。
午後から,(株)九州電力送配電の配電工事訓練場へお邪魔し,たくさんの電気工事のスタッフにお出迎えいただき,作業訓練に臨みました。
実際に電柱から電柱へ電線を通したり,高所作業車のバケットに載り込んで高所作業をしたり,最新のドローンで操縦や撮影の方法を学んだりと,内容は盛りだくさんでした。
今日のこの体験を経て,生徒の職業観や勤労観も,大きく変化したようでした。⇓ 最後に,九州電力の方からご提供いただいた,生徒がドローンで撮影した写真です!
お世話になりました関係の皆様,本日はどうもありがとうございました!
2025年02月26日(水)
薬物乱用防止教室(1年生)
6限目に,1年生を対象に,薬物乱用防止教室を行いました。
講師は,本校の学校薬剤師 坂本 秀一先生です。今回のお話の内容は,
1.危険性はすぐ身近にあるということ。
2.薬物について,正しく理解すること。
3.人生の岐路に立ったとき,正しい選択ができるようになること。
この3つについて,「生徒の皆さんに確実に伝えたい」という思いで,御講話いただきました。まずはじめに,薬物乱用の「乱用」とは,薬物を「目的外に使用する」という意味であり,一回でも使用すると乱用になります。
近年の深刻な実態として,20歳以下の若者の薬物乱用が増加しているということです。
また,使用する薬物として,大麻の使用率が最も高いという実態についてもお話がありました。薬物には,「依存性」「耐性」「フラッシュバック」の性質があるので,一回でも使用するとなかなか抜け出せません。
ですので,「一回目をつくらない」ということを徹底して欲しいと,この言葉を何度も生徒に呼びかけていらっしゃいました。
現在の医療現場でも,薬物使用者の治療方法に「治す」という概念はありません。
あくまでも,日常生活に問題の無い状態を目指すという目的で治療を行う,ということでした。また,覚せい剤や,大麻についてのお話がありました。
大麻ついては,使用率が一番高いということで,詳しくお話をいただきました。
海外では,合法である国もあるため,大麻の生涯使用率が49%に達する国がある一方,日本での使用率は2%以下と,それでも薬物使用率が低い水準に保たれていることがわかりました。
大麻は「タバコより安全」や「違法にはならない」などという話は,嘘です!
タバコよりも有害で,日本では違法です!絶対に使用してはいけません。病院で処方される薬や,市販で売られているお薬も薬物乱用になる場合があります。
・利用目的以外の使用
(例:風邪薬を風邪の症状を抑える為でなく,感覚や気持ちの変化を起こすために使用する)
・決められた量を超えて大量に服用する。(「オーバードーズ」「OD」)このように,身近にも薬物乱用する危険が潜んでいることも忘れないようにしましょう。
薬物乱用をするきっかけとして一番多いのは,「恋人」「友人(親友)」からの誘いであるということです。
親密な関係だからこそ,「悪魔」ではなく「笑顔の天使」と言われるそうです。
もし恋人が,,もし友人が,,,誘ってきたらあなたはどうしますか?大切なのは,勇気をもって断ることです!
薬物の危険性を相手に伝え,断りましょう。
また,その場を離れて(逃げて)下さい。
逃げる勇気も持ちましょう!!最後に,坂本先生が薬物乱用を防止するために
・うれしかったこと,たのしかったこと
・好きなもの,やりたいこと
・大切な人,大切に思ってくれる人
この3つを大事にして欲しいと思います。とお話がありました。「夢」と「薬」を天秤にかけたとき,あなたならどちらを選びますか?
もし,「手を出していまいそう,,」「手を出してしまった,,」
悩んだら・・・相談して下さい!
頼れる大人。先生でもかまいません!坂本先生,御講話ありがとうございました。
2025年02月23日(日)
薩摩おいどんリーグで応援演奏(吹奏楽部)
吹奏楽部が,尚志館高校吹奏楽部の皆さんと,薩摩おいどんリーグの試合にて応援演奏をしました。
薩摩おいどんリーグとは,長く鹿児島でキャンプを張る大学野球の監督の「鹿児島に恩返しがしたい」という一言をきっかけに,多くの監督が賛同し,鹿児島でカテゴリーを超えた交流戦をしよう!ということで2023年にスタートした,大学・社会人・プロと,カテゴリーの枠を超えて対戦する野球のリーグ交流戦です。この日はHONDA 対 Panasonicの試合。
本校は尚志館高校と一緒にHONDAの応援でしたが,尚志館とは昨年も合同で応援演奏をしており,息の合った演奏に選手の皆さんもノリノリ!
私たちの応援が届いたのか,結果は今年もHONDAが勝利でした。
試合後には,HONDAの皆さんと記念撮影まで行いました。HONDAの皆さん,楽しい一日をありがとうございました!
2025年02月19日(水)
職業講話
6限目に,職業講話を行いました。
この講話は,社会でご活躍中の方からお話を伺うことで,働くことのやりがいや,自分の特性を生かした職業選択について考えるというものです。
パネラーとして,壇上に,
高田 奈生さん(元鹿屋市地域おこし協力隊)
佐々木 武海さん(MBC南日本放送アナウンサー)
下竹 重則さん(株式会社ディ・シィ・ティ社長)の3名をお招きし,ディスカッション形式でお話を伺いました。ディスカッションでは,「今の職業の志望動機」「仕事を通して感じた事前のイメージとのギャップ」「鹿屋工業生へ,これだけは伝えたい!!」
と言った質問にお答えいただきました。印象に残っていることについてピックアップします!
高田さん
・働き始めてわかる,うまくいかないことの多さ。
・わからないことをそのままにせず,その場で訊く(→上司や先輩とのコミュニケーションに繋がる)。
・高校生のうちにたくさん遊び,いろんな経験をして下さい。
・地元に帰ると未だに高校生の同級生と話す機会が多い(”高校の友は一生の友”)。
・”人とのつながり” を大事にしてください。佐々木さん
・趣味や特技を見つけて伸ばしていく。
・旅は自己投資。
・環境の変化が大事。
→パラノとスキゾ(是非,調べてみて下さい!!)
・うまくいかない・・・あがく!!
・誰もやりたがらないことをやる(→楽しいことが待っているかも)。
・やってもいないのに,「面白くない」は,説得力が無い。
下竹さん
・”聞く”ということを大事にしてください。
→会社を経営する上で,いろいろなことを判断しなければなりません。
判断する上で,多くの人の意見を聞き,取り入れることが大事という経験から。
・解釈の仕方を,ポジティブな方へ。
→何事も前向きに。きっとうまくいく。なんとかなる。
3名の講師の皆様,貴重なお話をいただき,ありがとうございました。
講話を聞いて,生徒がこれからの職業選択で活かせる内容が多かったと思います。
ワークシートに,一生懸命に講話の内容を記入している生徒を見て,感心させられました。
今回の貴重な時間を無駄にしないように,充実した高校生活を送って欲しいと思います。2025年02月18日(火)
土木科 測量 出前授業
本校にて,土木科2年生が出前授業をして頂きました。
鹿児島県測量建設業協会さまが測量の実技講義を行って頂きました。
内容は,地上3Dスキャナー,ドローン,基準点測量,建設コンサルタントなどたくさんありました。
生徒は授業や,測量士補試験に向けた知識を実技とともに理解でき,進路選択に大変役立つ講義となりました。
本校土木科の卒業生も参加してもらって,後輩たちへの良いアピールとなったと思います。
2025年02月17日(月)
全校朝礼
本日,全校朝礼を行いました。
校長講話の内容です。
「テクノロジーとの向き合い方,SNSとの向き合い方」
昨今のテクノロジーの発展により,インターネット,スマートフォンが普及し,情報の収集やコミュニケーションが非常に便利になりました。
生徒の皆さんも,テクノロジーに触れる機会が多いと思います。
その中で,「テクノロジーはあくまで道具である」ということを念頭に置くことが大事です。テクノロジーは人間が作り出したものです。
作り出した人間自身が,正しい使い方で活用しなければなりません。特にSNSの利用では,使い方を間違えて,相手を傷つけてしまうことが多くあります。
また,生産現場では,ちょっとしたプログラムのミスが,機械システム全体に影響することもあります。SNSの投稿は,投稿者の生活の一部でしかありません。
また,現実を映し出す鏡でもありません。
SNSに振り回されたり,依存したりと,テクノロジーに使われる側になってはいけません。
SNSを使用する際は責任を持って発信・活用しましょう。最後に,鹿屋工業生として,学び続ける姿勢を持ち,技術を身につけ社会に貢献できる人財となってください。
テクノロジーを正しく使い,発展させるような人財になってください。