公開日 2025年12月09日(Tue)
2学年朝礼にて、進路指導部から講話を行いました 。

「現在、3年生は就職活動を熱心に進めており、ほとんどの生徒が就職先から内定をいただき、就職率100パーセントが目の前に来ています !
3年生は9月16日から就職活動をスタートしていますが、今現在も多くの企業が学校を訪問しに来てくださっています 。
その中で、「今の2年生も是非採用していきたい」と言ってくださる企業も多いという、嬉しい現状があります 。
話は少しそれますが,ここであるプロ野球選手の話をしたいと思います。
その選手は,大学を卒業し、プロ野球でピッチャーとして,7年間プレーを続けたそうです。
しかし、その選手が7年間で挙げた勝利の数は、たったの2勝でした 。
それでも、この2勝はこの選手にとって大切な2勝だったそうです 。
プロ野球界では、トライアウト選考を経て100名が入団する一方、同じくらいの数の選手が退団していきます 。
解雇通告の面談はわずか3分で終わり、自分の意見を主張する暇もなく、選択肢は「退団」か「トライアウト選考待ち」のほぼ二択 。
しかし、この選手が面談でフロントから言われた言葉は、「君の7年間の姿を見て,球団の職員として、ビジネスパートナーとして残ってくれないか」という言葉でした 。
彼は「よろしくお願いします」と応じ、現在も日本ハムファイターズの球団職員として働いています。
彼は、素晴らしい「第2の人生」を勝ち取ったのです 。
球団が彼を職員として残ってほしいと思わせた要因は、彼の「日常の当たり前の積み重ね」にありました 。
この選手が実践していた「日常」とは、次のようなものです。
- 当たり前のように挨拶をする 。
- 食事をしたら片付けをする 。
- ユニフォームはクリーニングではなく、自分で洗うという選択をする 。
- 朝、誰よりも早く野球場に向かい、練習の準備をする 。
- 何かをしてもらったら、必ず感謝を忘れない 。
- 何より、話す人との接し方が上手で、相手を気持ちよくさせる 。
特別なことではなく、これらの「日常の大切さ」こそが、彼に第2の人生を勝ち取らせたのです 。
生徒の生徒の皆さんも,日常生活においてでも、挨拶や提出物など「あたりまえ」を積み重ねること 。
さらに、「めんどくさいこと」であったり、「自分にメリットがないと思ったこと」も積極的にやってほしいです 。
プロ野球選手の例は、私たちの普段の行動一つ一つが、将来のキャリアや人生に繋がっていることを教えてくれます。
私たちも、学校生活で「当たり前」の質を高め、将来のチャンスを掴む準備をしていきましょう!」
